2016年07月21日

◆Side by Sideの始まりの話

ちょっと今日は、そもそもなんでSide by Sideのサービスを始めたのかを、お話したいと思います。
ふと、私のことをきちんと説明している記事がなかったな、と思って。

Side by Sideを始めたきっかけ





■これまでの仕事

私は、以前、ITサービスの会社の中で、特定の企業のITヘルプデスクをアウトソーシングしている部署に長年勤めていました。
契約している大手企業(保険、製薬、製造、商社、、)で使用しているPCやOfficeなどのアプリ、その企業で利用している業務用アプリなどのIT全般に対して、利用している社員の方からお問い合わせをいただいて、問題の切り分けやサポートを行う業務です。
大手企業では、このようなヘルプデスクサービスを自前でやっているところや、アウトソーシングで委託しているところが当たり前です。

私が従事していたITヘルプデスクは、契約した企業の中にいるのではなく、自社のコールセンターの中で、電話やメールで受付をして対応を開始します。
ITヘルプデスクといっても、問い合わせは多種多様です。利用するお客様(契約している企業の社員のみなさん)は、気軽に電話でお問い合わせできる窓口ということで、何でもかんでも問い合わせてきます。
なかには、「燃えないゴミの捨て方は?」「家のパソコンが調子悪くてさ、」というような、まったく関係のない問い合わせも少なくありませんでした。

大手の有名企業で、バリバリ活躍されている社員の方からの問い合わせですが、皆さん、PCのスキルが必ずしも高いわけではありませんので、初歩的なOfficeやWindows操作、PCの電源ボタンはどこ???といった問い合わせもあります。
逆に、高度なスキルをもっていて複雑なつくりのEXCELファイルについての問い合わせであったり、特殊なアプリの不具合の切り分けなど、幅広い問い合わせを受付していました。

■身につけてきたスキル
その中で長年やっていると、まあ、私自身のITスキルも多少なりとも身につけることができましたが、それよりも一番身についたな、というのが、コミュニケーションスキルです。
ITを苦手とする方というのは、お電話で問い合わせされても、"何を伝えればいいのかわからない"状態です。
「パソコンが使えないんです!」って開口一番にお話されてて、いろいろ聞いて行くと結局は「メールが送れない」というような内容であったりというような感じです。
一方で、エンジニアなど専門の部隊との連携も多いのですが、そこのITのスペシャリストたちは、ITの苦手な人と話ができないのです。日本語が通じないとか、そういうことではないのですが、「ITのスペシャリスト」vs「ITの苦手な人」のコミュニケーションの深い溝があるわけです。そんな場面でヘルプデスクが通訳のように、間に入ることが多いのですね。
なので、私は「ITの苦手な人」が何に困っているのか?ということを汲み取るのはだいぶ長けてきたと思います。

■Side by Sideを立ち上げたきっかけ
上のような仕事をしていたときに、うちの奥さんが個人で事業をしている親戚からパソコンの相談を受けて、持ち帰ったことがあって中を見てみました。
そしたら、セキュリティソフトが入っていなかったり、怪しげなわけのわからないソフトが本人も知らない間にインストールされていたり、という状況。
けっこうなカルチャーショックでした。
われわれITの業界にいる人にとっては当たり前のものとして考えていたセキュリティのことなど、一般の人にとってはまだまだ当たり前ではないのだな、と。

また、大企業に勤めている人は、私が従事していたようなITヘルプデスクのような部署に気軽に聞ける環境があるけど、
個人事業の方や主婦の方とかでITに困ったときに相談できる場所がないんだなと。そういう人たちも、「どこか、相談できる人がいたらいいよねー」と思いました。

さらに、その頃から、EvernoteやDropBoxも出始めてきていて、仕事でもプライベートでも役立つ無料のアプリがたくさん出てきている中、
そんな便利なツールがあるのに取り残されている人がたくさんいるぞ、と思ったわけです。

「無料だし、みんな使って便利になればいいのにー!」
  ↓
「個人や個人事業主の方でも、ヘルプデスクみたいに多少なりともITのスキルもあって、PCが苦手な人ともちゃんと会話できる人がいればねー。」
  ↓
「あれ?もしかして、わたしが相談に乗って教えてあげればいいのか。」

ということで、ITに困った皆さんに寄り添っていろいろ相談に乗りたいなと思って、Side by Sideをはじめようと決めたのでした。

■ITは、スペシャリストのものではなくて、みんなのものになっている
IT全般は2000年以前は、PCの値段も高いこともあり、やはり少し詳しい人のもので、一般の人でもまだまだ敷居が高いものでしたが、急速に進化して、スマートフォン、タブレット端末などがでてきて、ITが一気に身近になりました。
さらに、PCだけではなくスマートフォン、タブレット端末、さらには家電までもがインターネットにつながる時代となっています。
以前は、ホームページを作って情報を発し刷るのにすごくスキルと時間、お金がかかったものがFacebook、Twitterなどの世界規模のSNSの登場で、誰でも無料である程度の情報発信ができるようになっています。

それでも、実際には、まだまだ役に立っていない部分が多いのも事実。
ITの進化のスピードが速すぎるので、使う側が追いついて行っていないのが実情ですが、ITの勉強をしなくても何度か使ってみればすぐになれるツールもたくさん増えています。

■パソコン教室ではありません
うちの父がパソコン教室に通っていた時期がありました。
そのときにいろいろ不満をこぼしていたのが、
 ・「ローマ字なんて知らないのに、なんでローマ字入力しないといけないんだ。ひらがなのボタンあるのに。」
 ・「ヤフオクで自転車のパーツを買ったりできればいいのに、そんなの教えてくれず、文字のうち方ばっかり」
こんな感じです。ごもっともなんですよ。
ローマ字での変換が苦手なら、かな入力でぜんぜんかまわないし、ヤフオクで自転車のパーツ安く買いたい人にエクセルを教える必要もありません。

Side by Sideでは、上記のようなパソコン教室での決まった形のITスキルを教えることはしません。
※すべてのパソコン教室が一方的な教え方をしているわけではないですよ!

■ITはあくまでもツール
ITは、あくまでもツールであって、目的ではありません。
ITを使って”何をしたいのか"という人それぞれの目的をみすえて、最善のツールの選択をしていただきたい、と思っています。

そのなかで、もしかするとPCやスマートフォン、タブレット端末などのIT機器が必ずしも、選択肢になるとは限りません。
意外と、パソコンやスマートフォン、タブレット端末を買っても使いこなせていなかったり、逆にめんどくさいことになって振り回されたりしている方も多いです。

■Side by Sideへお気軽にご相談ください
ということで、Side by Sideは、皆さんのITについての全般的なところから、気軽にご相談いただければなと思います。
そして、これまでITはどうも苦手だなぁ、と思っていた人とITの架け橋というか通訳みたいな存在になれればうれしいなと思います。
まずは、お客様が"何をしたいのか"をお話しながら確認して、最適な方法を一緒に見つけて行きます。
そして、皆さんがより仕事をすこしでも楽になるような提案ができると思います。

また、仕事だけではなく、ご家庭で安心してITを使うお手伝いも行っております。

いまこそ、ITをだれでも気軽に使う時代です。
ITにお任せできるところは任せて、安心して楽しい、有意義な時間を作りましょう。


お気軽にメール:sidebyside.info@gmail.comくださいね
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Posted by SideBySide at 19:00│Comments(0)Side By Side
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