~Side By Side~　人にやさしいITノウハウ

ここのところ、沖縄でも本土の企業の進出が増えたり、飲食店もいろいろな種類が増えて、選択肢がすごく増えたなぁ、と思います。
というのも、ちょっと対照的な二つの出来事があったので、今日はそのときに感じたことを書きます。

去年オープンした巨大なショッピングモールの中の、広いフードコートで食事をしてきました。
フードコートのほうは初めてだったので、多くの目新しい飲食店が並んでてしばらく圧倒されていました。「本格的」なお店ばかり。どこもおいしそうです。
私はハワイアンフードにしました。おいしかったですが、もっと落ち着いたところで食べたいな、という感じです。（フードコートに行って、それを求めるな、、）
おいしいけど、なんというか「本物」というには、もうひとつというような。そもそもショッピングモールにそれを求めるものではないのかもしれませんが。
また、いろいろ試してみたいお店はありますが、なんというか「ぜひともまた！」というような感じはしないのです。

そんなことがあった後、前から気に入っていてこれからも長く通いたいな、と思っていた小さなお店が、2月で閉店になってしまいました。
ロケーションも海の近くでとてもよく、料理も前菜から最後のコーヒーまで、いつも満足させてくれるお店で、とても残念でした。なんとか、最終日に最後のランチをすることができてよかったのですが、開店と同時に、お店の常連さんらしき方々ががひっきりなしに来て、お店の方に「お疲れさまー」と声をかけているところを見てて、すごく愛されているお店なんだなぁ、と思いました。

ふたつの出来事から、なんとなく感じたのが、「本格的」なお店は増えてきているけど、「本物」を提供するお店は少ない、という気がしています。何を持って、「本物」かというと困るのですが。

とはいえ、沖縄だけの話ではなく、日本中が「本格的」なものにあふれていて、「本物」が影を潜めているのかもしれません。

いまの時代、大手の全国区のチェーン店が、そこそこ高いレベルでのサービスや、製品をどんどん割安で提供している思います。
たとえば、コンビニのおでんなどの惣菜もなかなかおいしいなと思いますし、
また、接客のレベルも大手のお店の教育レベルは、均一でいきとどいているな、と感じることが多いです。
コンビニでも、「あー、こんなに丁寧に接客してくれるんだ」とびっくりしたり。
みんな、「本格的」でレベルが高いとおもいます。
「安定した価格と品質」「均一した従業員レベル」すばらしいです。
それを否定するつもりはありません。でも、どこも一緒なんですよね。

小さな事業規模で勝負するには、それで張り合ってしまってはだめなんだな、と感じます。
癖のある店主、ブレのあるメニュー構成、でもなぜか人気店、っていうのも対極にあります。
やんばるの山奥のカフェに土地勘のない観光客がナビを頼りに簡単に行けたりする時代、「本格的」なだけでは、小さなお店はおおきな経営規模のお店に負けてしまうかもしれません。
でも、やっぱり私が惹かれるお店ってそういうものと比べても、「本格的」から頭ひとつ抜けているんですよね。抜けているというか勝負をするフィールドが違うという感じですかね。

目新しい「本格的」なものだけがどんどん移り変わっていて、「本物」が少ない街よりも、小さい規模でも「本物」のサービスやモノを提供してくれるお店が長く息づいて、これから「本物」に成りえそうな新しいお店が出てくるような街がいいなぁ、と思います。

そういえば、先日は、宜野湾マリーナで開催されたFoodFleaに行ってきました！それこそ、ひとくせある若いお店がたくさん集まって、個性的なイベントでした。
どこのお店も、注文が入って一つ一つ丁寧に対応するのだから、どこもかしこも長蛇の列。。
でも、それが楽しいんですよね。市町村の祭りとかの、どこも同じ粉物と揚げ物の出店だと並ばないと思いますが、並んでまで食べたいお店ばかり。
並ぶのも楽しめないと、おいしいものも食べれないないんだなー、と思いました。
参加されたお店は、これからも「本物」と自信を持って商品やサービスを提供して長く続けてほしいお店ばかりでした。
我が家は、子どもたちにも並んでもらったりして、極上サンドイッチと、スペアリブを堪能しました。また次回が楽しみです！

ということで、今日は、とりとめもなく、すごく主観的な話でした。
ご意見やみなさんにとっての「これは本物だ！」というお店情報お待ちしておりまーす。

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